愛媛大学総合健康センター

学生の健康診断 Q&A

Q1:学生定期健康診断は、どうしても受けないといけないのですか?受けないと、どうなるのですか?

A1:「学校保健安全法」及び「愛媛大学学生準則」により、学生は定期健康診断を毎回受ける義務があります。受けなかった場合の罰則規定のようなものはありません。しかし、就職や実習、各種スポーツ大会参加の際や留学などの参考資料として、健康診断結果が必要な場合に、健康診断証明書の発行ができません。また、何よりも自分自身の健康状態のチェックができません。健康診断を受けてみて、何も異常がみつからなかったので「健康診断は受けても無駄」というものではありません。「異常がないことを確認する」あるいは「あらためて自分を取り巻く生活環境について考える機会を持つ」というのは大切なことです。尿検査や血圧検査などで異常を指摘されれば、再検査や病院へ行くなど、最終的にどのような措置をとればよいのか、を決定するまでがひとつの健康診断だと考えてください。
なお、学生定期健康診断は3月下旬~4月上旬にかけて実施しますので、毎年、受診してください。
*詳細は掲示・学内専用ウェブサイトでお知らせします。また、学生定期健康診断の結果は5月の連休明けから修学支援システムの学生用webシステムから閲覧することができます。
*9月・10月新入学の学生および休学、留学から復帰した学生等を対象に平成22年度から秋にも学生定期健康診断を実施しています。

Q2:夜間主の学生で、働いています。職場で健康診断を受けていますが、学生定期健康診断も受けなければいけませんか?職場の健康診断の結果を提出することはできませんか?

A2:夜間主に限らず社会人の方で、職場で定期的に健康診断を受けている場合は,その結果のコピーを提出していただければ結構です。職場の指示に従って、 自分自身の健康管理を続けてください。ただし、職場の健診に必ず胸部X線撮影結果が入っていることをご確認ください。提出方法は、こちらをご確認ください。

Q3:学外で、健康診断を受けました。大学の健康診断も受ける必要がありますか?結果を提出するだけでは、いけませんか?

A3:項目を全て満たしている場合のみ、大学の定期健康診断の代わりになります。

(健康診断項目:身長・体重・血圧・尿検査(糖・たんぱく)・胸部X線検査・内科診察)

ただし、その年度内の日付及び受診機関名が入っており、医師の署名・ 捺印のあるものを提出してください。

なお、必要な検査項目を受けていない場合、健診結果が必要な際に支障がある場合があります。
*学外の医療機関受診結果の提出の場合は、X線検査の対象いかんにかかわらず胸部X線結果が入っている必要があります。

Q4:怪我をしていて、列に並んで待ったり、X線検診車に乗降するのが困難です。やはり、みんなと一緒に健康診断を受けなければいけませんか?

A4:当日までに総合健康センターまで申し出てください。可能な範囲で配慮します。しかし、「早朝尿を採取して持参する」、「なるべく着脱しやすい衣類を着て来る」など 基本的なことは忘れないようにお願いします。また、車イス等のサポートが必要な方を優先する健診日を設けていますので、日程を確認して受診して下さい。

Q5:学内の健康診断で胸部X線検査は、必ず受けないといけませんか?

A5:胸部X線検査は、基本的には「肺結核の有無」をみるためのものです。結核は空気感染によって起こります。大学生は、アルバイトやボランティア活動等を通じて活動性結核感染者との接触の可能性が大で、しかもキャンパスは多様なライフスタイルの人々であふれています。咳と共に排出された結核菌を吸い込むと、ツベルクリン反応陰性者(未感染者)には容易に感染します。大部分の感染者には自然治癒の可能性が有りますが、不規則な生活をしている人、ダイエット・アルコール摂取常習等で抵抗力が弱っている人では、結核が発症(感染が進行して症状が出ること・夕刻の疲労感と熱感・原因不明の体重減少・せき・時に血痰)します。
学校保健法の改正に伴って平成17年4月1日から、大学においては新入生(学部・大学院)のみが必須の受診項目となりました。下記に該当する方は必ず受診してください。

胸部X線検査対象者

  • 新入生全員(学部・大学院、はじめて愛媛大学に入った方)
  • 大学の寮に住んでいる方
  • 各種実習の予定者で事前に担当部署から名簿等で連絡のあった方
  • 結核問診による抽出者・特定の対象者

Q6:尿検査は、早朝尿を持って行かないといけませんか?

A6:尿検査は、基本的に早朝安静時尿で行います。
尿検査では運動したり起立するだけでも尿蛋白や尿潜血陽性になることがあります。腎臓は後腹壁内で移動し易く、そのため血液の出口である腎静脈が圧迫され、 腎臓が鬱血するためだと考えられています。腎臓自体の異常の有無を見るために行いますので、検査には安静状態で作られた尿、すなわち早朝第一尿 が最も適しています。
なお、尿を持参されなかった場合は、健康診断の受付ができません。
※採尿容器は、事前に配布しており、詳細は掲示・学内専用ウェブサイトでお知らせします。

Q7:健康診断証明書に、視力検査・聴力検査も必要ですが、どうすればいいですか?

A7:健康診断証明書の発行(5月上旬頃の予定。発行日時等は、掲示・学内専用WEBサイトで確認すること)以降であれば希望者は総合健康センターで、視力・聴力検査を実施します。メガネ・コンタクトレンズ等が必要な方は忘れずに持参してください。また証明書への反映は視力・聴力検査を実施した翌日以降になります。
なお、企業訪問に持参する場合など、視力・聴力の記載が必ずしも必要でない場合もあります。
※視力・聴力検査については、平成22年度からは定期健康診断時には実施しません。

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