愛媛大学総合健康センター

HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)

HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)と子宮頸がん

子宮頸がんは、子宮の出口付近である子宮頸部にできるがんで、日本では年間約1万人が子宮頸がんに罹患し、そのうち約3,000人が死亡しています。子宮頸がんになる原因のほとんどは、「ヒトパピローマウイルス(HPV)」というウイルスの感染によるものです。子宮頸がんを予防する上で大きな効果を発揮するのが、原因となるHPV感染を予防するHPVワクチンの接種です。日本では現在、定期接種の対象となっており、対象者は公費でHPVワクチンの接種を受けられます。

知ってくださいヒトパピローマウイルス(HPV)と子宮頸がんのこと|国立がん研究センター

2024年度末まで公費(無料)でHPVワクチンを受けられます。

HPVワクチンの定期接種は2000年代後半より世界各国で導入が進み、日本では2013年に定期接種が開始されましたが、接種後に報告された多様な症状等について十分に情報提供ができない状況にあったことから、個別に接種を奨める取り組みが差し控えられていました。数々の調査研究も施行され、2021年にHPVワクチンの安全性についてあらためて確認されて2022年4月より積極的な接種勧奨が再開となりました。2013年から2021年の、HPVワクチンの接種を個別にお勧めする取組が差し控えられていた間に、HPVワクチンの公費での接種機会を逃した人を対象にも、あらためて公費での接種の機会が設けられています。

対象:①②の条件を満たす方

    ①平成9年度~平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性

    ②過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない方

公的接種期限:令和7(2025)年3月末まで ※1回目の接種を9月までに受ける必要があります。

キャッチアップ接種リーフレット |厚生労働省

HPVワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~|厚生労働省

キャッチアップ接種を希望する方へ

松山市に住民票がある方

接種できる医療機関は、以下の一覧の「ヒトパピローマ」に「〇」の付いている医療機関で実施しています。

松山市予防接種機関一覧|松山市公式ホームページ

医療機関に直接電話で予約をし、予約日に母子手帳と保険証を持参の上、受診してください。

予診票は医療機関にあります。受診時に記載してください。

ヒトパピローマウイルス感染症の定期予防接種|松山市公式ホームページ

東温市に住民票がある方

接種できる医療機関は、以下の東温市公式ホームページ内、「東温市内実施医療機関」に記載されています。

ヒトパピローマウイルス感染症(HPV)のキャッチアップ接種について|東温市公式ホームページ

医療機関に直接電話で予約をし、予約日に以下のものを持参の上、受診してください。

  • 母子健康手帳など接種履歴のわかるもの(記録物がない場合は接種医療機関と相談して接種してください)
  • 本人確認書類(健康保険証、運転免許証、マイナンバーカードなど)
  • 予診票は市内の実施医療機関窓口又は東温市健康推進課・東温市川内健康センター窓口でお渡ししています

居住地と住民票の住所が異なる方(愛媛県外の出身者等)

現在の居住地での接種を希望される場合、一旦自己負担が発生する可能性があります。住民票がある自治体に申請することで、自己負担分の費用の払い戻し(償還払い)ができます。事前申請が必要な場合がありますので、接種予約をする前に、必ず住民票がある自治体に確認をしてください。

以下のリンク先からご自身の住民票がある自治体を選択すると、各自治体のホームページを開くことができます。

J-LIS 全国自治体マップ検索

※ホームページ内の検索で「HPV」「キャッチアップ接種」「払い戻し」「償還払い」等のキーワードを入れて検索してください。

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